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又吉直樹「火花」あらすじ・ネタバレ

2015.06.14 (Sun)

簡単なあらすじ


1) お笑いコンビ・スパークスの徳永は、熱海の営業で、4歳上の先輩芸人・神谷に出会う。自分にはない、常識破りで、自分で面白いと思うことを体現する神谷に憧れ、そこから徳永は神谷と親交を深めていった。
2) 徳永は、ネタ番組などに出演するようになるが、相方が同棲相手の妊娠を機に芸人を辞め、10年目にコンビを解散する。徳永もまた、芸人を辞めることになった。
3) 神谷は、バイトもせず後輩に奢るといった生活を続け、借金が膨らみ続けていた。結果、金策に走り回るため、行方をくらませてしまう。神谷は自己破産してようやく落ち着き、徳永が芸人を辞めたあとに連絡してきた。徳永は、神谷の変貌に驚く。自分では面白いと思い、神谷は豊胸手術を受け、Fカップになっていた。そのようなキャラクターが世間に受け入れられるとは思えず、徳永は呆れ果て、そうした指摘に神谷はようやく手術を受けたことを後悔するのだった。
4) 徳永と神谷は、出会った場所である熱海へ、温泉旅行に出かける。そこで、素人参加型の漫才大会に出るためにネタを作り始めた神谷を見て、徳永は「生きている限り、バッドエンドはない。僕たちはまだ途中だ。これから続きをやるのだ」と思うのだった。

起:神谷との出会い


お笑いコンビ・スパークスの徳永は、4歳上の先輩芸人・神谷に熱海のお祭りの営業で出会う。神谷は、あほんだらというお笑いコンビを組んでおり、「地獄」と連呼するような、常識の枠からはみ出た漫才を披露し、徳永はそんな神谷に魅了される。

仕事が終わった後、神谷は徳永を飲みに誘う。そこでまるで漫才のやりとりのような会話をしている中で、徳永は神谷に「弟子にしてください」と申し出てしまっていた。神谷はそれを了承し、さらに「俺の伝記を書いて欲しい」と頼み、その日から徳永は神谷との日々をノートに書き綴ることになる。

承:若手芸人の日々


神谷は、大阪を拠点に芸人をやっていたが、見切りをつけて上京した。そして、真樹という女性とヒモ同然で同棲し、芸人を続けていた。

一方、徳永は、バイトを続けつつも、若手芸人が出演するステージに立ち、あとは相方とネタ合わせをする日々を送っていた。また、美容師の知り合いに頼まれ、髪を染める練習台になり、銀髪になった後、その銀髪は徳永のトレードマークとなった。

徳永は漫才番組に出演するようになり、深夜番組やネタ番組に次第に呼ばれるようになった。一時的とは家、人気も得るようになり、以前と比べて収入も増えていった。一方、世間に迎合しようとしない神谷は相変わらず売れることもなく、テレビ出演する姿を観たことはなかった。

転:引退


神谷の相方・大林から、神谷がバイトもせず、無理して金を借りてまで後輩に奢るといったことを続け、借金が膨らみ続けていることを知らされる。「このままでは漫才師を続けることはできないかもしれない」と言われたこともあり、これ以上借金を増やさせまいとして、徳永は神谷と疎遠になっていった。

そんな中、大林から神谷と連絡が途絶えてしまったと知らされる。徳永は、神谷の住んでいたアパートに向かうが、既に引き払った後であった。

一方、徳永は、相方が同棲していた彼女の妊娠を機に、結婚するのだと聞かされる。相方は、芸人を辞めるのだという。徳永は、相方以外にコンビを組むことはできないと考え、徳永もまた引退することとなった。

結:徳永の帰還


徳永は、不動産屋で働くこととなった。失踪していた神谷から電話があった。行方をくらませてから1年が経過していた。

指定された居酒屋に行くと、少し痩せた神谷がそこにいた。神谷は、やはり借金が原因で金策のために1年掛かってしまっていたのだと明かした。結局、自己破産することになったのだという。もちろん、無断で仕事を飛ばし続けたこともあり、事務所もクビになっていた。

神谷は、お笑いを続けることに煮詰まってしまっていたのか、「キャラクターに勝るものはない」と考え、豊胸手術を受けたことを徳永に明かす。Fカップになった神谷は、「オッサンが巨乳だったら面白いやろ」と無邪気に笑っていたが、徳永は引いてしまう。

「性同一性障害などで苦しんでいる人などもおり、到底、世間に受け入れられるわけがなく、そのような姿でテレビに出られるとは思えない」と指摘され、ようやく神谷は自分のしてしまったことの重大さに気づき、後悔するのだった。

正月休みと神谷の誕生日祝いとして、徳永は、神谷と熱海へと温泉旅行に出かけた。2人で出会った地でもあり、懐かしんでいる中、翌日、素人参加型の熱海お笑い大会があるというポスターを見つけ、ネタ作りを始める。神谷の様子を見た徳永は、「生きている限り、バッドエンドはない。僕たちはまだ途中だ。これから続きをやるのだ」と思う。また、徳永は神谷の自伝を書くため、いつものようにノートに出来事を書き続けていた。

神谷は、不意に「おい、とんでもない漫才思いついたぞ」と、美しい乳房を揺らし続けて徳永に言った。


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