メインコンテンツ 映画のネタバレ ドラマのネタバレ 小説のネタバレ
サイトトップドラマのネタバレ ≫ 「Dr.倫太郎」あらすじ・ネタバレ

「Dr.倫太郎」あらすじ・ネタバレ

2015.06.17 (Wed)

簡単なあらすじ


1) 精神科医・日野倫太郎(堺雅人)は名医として知られる医師だったが、「恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である」と語り、自分自身の恋愛には消極的だった。だが、そんな中で、芸者・夢乃(蒼井優)に出会うことで、倫太郎は次第に彼女へ好意を持つようになっていく。
2) 夢乃は、母親の虐待により、別の人格を作り出すことになり、解離性同一性障害を発症していた。そんな彼女の治療を担当する倫太郎は、あくまでも医師と患者という立場で、一線を超えまいとしていた。だが、叶わぬ恋に諦め、立ち去ろうとする夢乃を倫太郎は引き止め、抱きしめる。
3) 倫太郎の愛情を受けた夢乃は、病状が快方に向かう。倫太郎は、夢乃にプロポーズするが、断られる。夢乃は、倫太郎を愛しているにも関わらず、「幸せになってもらいたい」と、幼なじみの水島百合子(吉瀬美智子)に託す。倫太郎は、患者である夢乃と結婚するため、医師であることを辞めようとしていた。夢乃は、「私だけの先生ではなく、日野先生は、多くの患者さんを救う必要がある」とも考え、倫太郎との結婚を諦めたのだった。
4) 大学の講義をしていた倫太郎は、「恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である」という持論を口にすることはなく、「患者への共感だけでなく、人への愛情こそが重要」であると語っていた。その様子を、水島は微笑みながら聴いていたのだった。

起:精神科医・日野倫太郎


患者の話に耳を傾け、寄り添うことで治療を行う精神科医・日野倫太郎(堺雅人)は、世間でも評判の名医であり、大学では教鞭を執り、多くの著書を出版、テレビにも出演していた。

倫太郎は、中学生の頃に母親を亡くしていた。母親はうつ病であり、学校へ向かおうと家を出る時、他の家の母親とは違う様子に苛立った倫太郎は、「母さんも頑張ってよ」と冷たく言い放ってしまう。結果、母親は自殺してしまった。

倫太郎もまた、あまりの悲しみに死を考えたが、幼なじみの水島百合子(吉瀬美智子)に止められたこともあった。母親の死をきっかけに、倫太郎は精神科医になったのだった。名医として知られる倫太郎だったが、「恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である」と語り、自分自身の恋愛には消極的だった。

ある日、大学の理事長・円能寺一雄(小日向文世)との会食で、倫太郎は新橋の売れっ子芸者・夢乃(蒼井優)と出会う。倫太郎は、夢乃に好意をもつようになり、交流を持つ一方、夢乃の患うある精神的疾患について知ることになる。

承:明良の生い立ち


夢乃は、本名・相澤明良(あきら)であり、母親は元芸者の相澤るり子(高畑淳子)だった。るり子は、育児を放棄し、ネグレクトの状態で明良は育った。幼い明良を置いて、男と何日も外泊するといったこともあり、明良は寂しい日々を過ごしていた。ついに、るり子は世話になっていた置屋に明良を置き去りにし、姿を消した。

母親の愛情を求め、悲しみに押し潰されそうになる中、明良の中で、もう一つの人格"夢乃"が形成された。置屋で育った明良は、内気な性格もあり、芸者にはならなかったが、るり子がギャンブルで多額の借金を作り、結果、母親から借金返済を頼まれ、芸者となった。夢乃は、内気な明良と異なり、強気な性格で、芸者として客を手玉に取るような様子だった。

明良(夢乃)が解離性同一性障害であると診断した倫太郎は、治療を開始する。だが、るり子がたびたび、明良にカネを無心してかき乱したり、人格を消されまいとする夢乃の抵抗により、治療は難航する。

転:倫太郎のスキャンダル


夢乃は、倫太郎と夢乃のキス写真を円能寺理事長から手に入れ、その写真をるり子に渡す。るり子は、その写真を週刊誌に売り、「娘は日野倫太郎 医師に騙され、手篭めにされた」と病院を訴えると息巻き、強請ろうとしていた。

一方、明良は夢乃の行為を詫び、倫太郎に好意を伝える。だが、医療者として一線を超えられないと倫太郎は、あくまでも患者と医師の関係であろうとする。諦めて明良は帰ろうとするが、倫太郎は明良を引き止め、人目も気にせず抱きしめるのだった。

倫太郎の愛情を受け、明良はるり子と向き合い、別れを告げる。一方で、倫太郎からプロポーズを受けるが、断った。「日野先生には、幸せになってもらいたい」と身を引き、水島に倫太郎を託す。倫太郎は、患者である夢乃と結婚するため、医師であることを辞めようとしていた。夢乃は、「私だけの先生ではなく、日野先生は、多くの患者さんを救う必要がある」とも考え、倫太郎との結婚を諦めたのだった。

るり子は、荒木重人(遠藤憲一)にギャンブル依存症の治療を受け、快方に向かっていた。

結:プロポーズ


倫太郎は、明良にプロポーズする際、母親が不倫していたことを言い出すことができず、母親を責め続けたと明かした。結果、母親はうつ病になり、死に至らしめていた。そのことに向き合うことができず、自分自身を許すことができず、今度は自分自身を責め続けたと告白した。

明良の「もう、自分を許してあげて良いんじゃないですか」との言葉に救いを見出した倫太郎は、28年間墓参りできなかった母親の墓前でプロポーズしたのだった。墓には、綺麗なユリの花が供えられており、倫太郎は妹から、「毎年、命日に(水島)百合子さんが供えている」と知らされた。

振られた倫太郎は、医師であり続けることを選択した。倫太郎は、大学での講義で、「恋愛とは一過性の精神疾患のような状態である」という持論を変え、「患者への共感だけでなく、愛情こそが大事なことである」と学生たちに語りかけていた。

その講義を、水島は教室の後ろから微笑みながら聴いていたのだった。


ネタバレ作品一覧

トップページへ「1分で分かるネタバレ
トップページ  |  23:20  |  ドラマのネタバレ

*All archives   *Admin