「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」あらすじ・ネタバレ
2015.07.22 (Wed)
簡単なあらすじ
1) 数学者(カオス理論学者)であるイアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)は、インジェン社の会長ハモンド氏(リチャード・アッテンボロー)に呼び出され、「ジュラシック・パーク」の研究施設の跡地での調査を依頼される。そこでは、今なお恐竜が生息しているという。
2) イアンは依頼を最初断るが、恋人であるサラ・ハーディング(ジュリアン・ムーア)がすでに調査に入っていることを知り、連れ戻しに向かう。
3) ハモンドの甥で、今やインジェン社の社長となったピーター・ルドロー(アーリス・ハワード)が、会社再建のためにハンターを従え、恐竜を捕まえにやってくる。だが、ハモンドに恐竜の捕獲を妨害する目的で雇われていたカメラマン・ニックの妨害で、恐竜に襲われてパニックに陥る。
4) なんとか脱出したイアンたちだったが、ルドローがティラノサウルスを島外に運び出したことにより、ティラノサウルスが街に放たれてしまう。多数の犠牲者を出す結果となるも、イアンたちの尽力によりティラノサウルスは再び島に戻された。
起:ハモンドの依頼
前作(『ジュラシック・パーク』)から4年が経過したある日、数学者(カオス理論学者)であるイアン・マルコム(ジェフ・ゴールドブラム)は、インジェン社の会長ハモンド(リチャード・アッテンボロー)に呼び出された。
「ジュラシック・パーク」は"サイトA"と呼ばれ、そのサイトA以外にも、恐竜たちを供給する遺伝子工場である"サイトB"がイスナ・ソルナ島に置かれているのだという。閉鎖され、放置された島"サイトB"では、人知れず恐竜たちが生き延び、繁殖しているという。
ハモンドは、イアンにサイトBの調査を依頼するが、恐竜の恐ろしさを身をもって知っているイアンは、上陸を拒否する。だが、古生物学者でなおかつ恋人であるサラ・ハーディング(ジュリアン・ムーア)がサイトBに調査に入っていることを知り、向かうことに同意する。
ハモンドは、ルドローが恐竜をビジネスに利用しようとしていることを察知し、恐竜たちを島に保護するため、ルドローたちが到着する前に、サイトBへ調査隊を緊急派遣しようと考えていたのだった。
承:ルドローの目論見
イアンは、ビデオ・ドキュメンタリー作家のニック・ヴァン・オーウェン(ヴィンス・ヴォーン)、フィールド用装備の専門家であるエディ・カー(リチャード・シフ)とともに、現地に向かったが、イアンの娘であるケリー・カーティス・マルカム(ヴァネッサ・リー・チェスター)も、トレーラーに潜り込んでいた。サラと合流した5人は、恐竜たちが闊歩する世界に夢中になる。
そんな彼らのもとへ、突如、ヘリコプターの大部隊が島に飛来し、次々と車や機材を降ろし始めた。ハモンドの甥で、今やインジェン社の社長となったピーター・ルドロー(アーリス・ハワード)が、会社の起死回生の策として、ジュラシック・パークの再生をもくろんでいたのだ。
ルドローたちは、島に降り立つと、ハンターのテンボ(ピート・ポスルスウェイト)を先頭に、次々と恐竜たちを狩り、捕獲していった。テンボは、ティラノサウルスの巣を見つけると、赤ん坊を連れ出し、親をおびき出す囮にした。
ニックは、カメラマンとして参加していたが、実際はハモンドに恐竜の捕獲を妨害する目的で雇われていた。彼は、ルドローのキャンプに忍び込むと、恐竜たちを次から次へと檻から解き放つ。怒り狂い、暴れまわる恐竜たちに、キャンプはパニックとなって壊滅状態となる。
転:恐竜による襲撃
サラとニックは、傷ついた子供のティラノサウルスをトレーラーに運び込んで治療したが、怒り狂った両親がトレーラーを襲う。
トレーラーは崖から宙吊りになり、エディが必死に救出するが、ティラノサウルスに食われてしまった。マルカム、サラ、ニック、ケリーの4人は脱出に成功し、イアンたちは、島の本部地区の通信センターを目指す、ハンターたちと行動を共にする。
途中、ハンターの一員ディーター(ピーター・ストーメア)が、小さいが凶暴なコンプソグナトスの犠牲となる。その夜、川辺でキャンプした一行をティラノサウルスが襲撃してきた。そこから逃れたハンターたちも、草原を横切る際に敏捷なヴェロキラプトルの餌食となった。
結:ティラノサウルス
本部センターにたどり着いたイアンらは無線を復活させ、救援を要請。レスキュー隊のヘリコプターが到着したが、ルドローはティラノサウルスを捕獲して貨物船に積み込むと連れ去ってしまう。
輸送途中で麻酔が切れて覚醒したティラノサウルスは、サンディエゴに上陸するや否や大暴れし、街はパニックに陥る。イアンとサラは、郊外のジュラシック・パークに保護されている恐竜の赤ん坊を連れ出し、親を貨物船におびき寄せる。
無事、船に閉じ込めることに成功するが、ルドローはティラノサウルスの餌食となる。ティラノサウルスは島に送り返され、島は人間の手が触れないよう保護されることになった。
トリビア
・イスラ・ソルナ島とは、スペイン語で「皮肉の島」という意味である。
・脚本を担当したデヴィッド・コープは、"Unlucky Bastard"の役名でカメオ出演している。ティラノサウルスに逃げ惑う中、ビデオ店に入ろうとしたところ、ティラノサウルスに襲われて死亡する役である。
・ティラノザウルス2体の模型は実物大に近く、動かすことが困難なため、周囲のセットを恐竜の傍へ移動させるという苦肉の策をとっている。
・原作者のマイケル・クライトンは、小説と映画の制作が同時進行している中、スティーブン・スピルバーグに「私も自由に書くから、映画も自由に作っていい」と話しており、原作とはかけ離れた内容となっている。
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(3作目)「ジュラシック・パーク3」あらすじ・ネタバレ
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