「テッド2」あらすじ・ネタバレ
2015.08.26 (Wed)
簡単なあらすじ
1) テッド(声 セス・マクファーレン)は、タミ・リン・マッカファーティー(ジェシカ・バース)と結婚するが、1年で夫婦仲は悪化する一方だった。そこで、テッドはタミに、「子供を作ろう」と提案する。
2) テッドとジョンは、精子バンクを訪れるなど、協力して奮闘するが、上手くいかない。そんな中、テッドは養子をもらおうとするが、マサチューセッツ州から「人間ではなく、所有物であり人権はない」と判断されてしまう。
3) テッドは、女性弁護士サマンサ(アマンダ・セイフライド)とともに裁判を戦うが、敗訴してしまう。そのため、サマンサは、凄腕のパトリック弁護士に協力を依頼する。
4) 最初は断られたものの、ジョンが身を挺してテッドのことを守ろうとする姿に心を打たれ、パトリック弁護士が協力することになった。裁判で勝訴し、晴れてテッドは人権を認められた。そしてついに、テッドはタミと養子をもらい、幸せな家庭を築くのだった。
起:テッドとタミの結婚生活
テッド(声 セス・マクファーレン)は、タミ・リン・マッカファーティー(ジェシカ・バース)と結婚し、教会で大勢の人に囲まれながら結婚式を挙げていた。幸せいっぱいのテッドに比べ、子供の頃から親友であるジョン・ベネット(マーク・ウォールバーグ)は浮かない表情だった。ジョンは、ローリーと離婚しており、そんな彼にテッドは「新しい彼女を作れ」と告げた。
盛大な披露宴を挙げたテッドとタミ。だが、幸せな結婚は長く続かなかった。結婚から1年後、テッドはタミの洋服にかける費用が多すぎて家計を圧迫していると文句を言ったところ、アパートの住民を巻き込んでの大ゲンカを引き起こす。
夫婦ゲンカをしてから、口を聞かなかったテッドとタミだったが、テッドはは同僚から「夫婦円満のためには、子供を作ることよ」とアドバイスされ、タミに「子供を作ろう」と提案し、夫婦の仲を改善しようとする。タミも同意し、子供を持とうとするのだった。
承:人権を求めて
テッドが子供を作るのにも、問題があった。テッドはテディベアであり、人間と同じような子作りはできない。そこで、テッドとジョンは、まずサム・ジョーンズに精子提供を求めるが、「クスリのやり過ぎで、もう少なくなってしまっている」と断られてしまう。テッドは、腹いせにサムのキャデラックに石を投げて窓を割り、逃げ帰った。その後、アメリカンフットボーラーのトム・ブレイディーの家に侵入し、精子を手に入れようとするが、失敗する。
次に、ジョンが「テッドのためなら、精子を提供する」と提案。精子バンクに向かう。だが、そこで2人は悪ふざけをして、検体が並ぶ棚を倒してしまう。結果、ジョンは検体まみれになってしまった。
2人が努力する一方、タミは薬物使用により、不妊症であると判明する。そのため、テッドたちは養子をもらおうとするが、マサチューセッツ州から「人間ではなく、ぬいぐるみ」と判断され、親権がないと通知されてしまう。その通知が原因で、勤めていたスーパーの店長から、解雇されてしまう。また、タミとの婚姻も破棄されてしまった。
困った2人は弁護士を雇い、テッドの人権を求めて戦うことを決める。弁護費用のない2人は、若い女性弁護士であるサマンサ・レスリー・ジャクソン(アマンダ・セイフライド)を紹介され、断ろうとするが、彼女もドラッグを使用していることから意気投合。3人で裁判を起こすことにした。
サマンサは、「人間には、名字が必要よ」と言われ、テッドは「クラバーラング(『ロッキー3』で、ロッキー・バルボアを倒したボクサー)にする」と言うのだった。それからテッドは、裁判でもテッド・クラバーラングと名乗ることになる。
転:パトリック弁護士
テッドの熱狂的なストーカーで、誘拐まで企てたドニー(ジョヴァンニ・リビシ)は、巨大なおもちゃ会社・ハズブロ社で清掃員として働いていた。そこで、CEOに「テッドを裁判で敗訴させ、テッドを捕まえて分析し、生きたテディベアを量産してはどうか」と提案。CEOはただちにベテラン弁護士を雇い、作戦を練る。
裁判では、証人に「胸にはスイッチがあり、それを押すと喋るテディベアである」と証言され、テッドは「ぬいぐるみ」であると判断されてしまう。落ち込むテッドに、サマンサは、ニューヨークに住むベテラン弁護士パトリック・ミーアン(モーガン・フリーマン)に協力を仰ぐ。
ニューヨークに向かう最中、テッドの無茶な運転で山奥で事故を起こしてしまう。野宿することになり、その一夜でジョンはサマンサに恋をし、2人は仲睦まじい関係となる。
ニューヨークで、テッドたちはパトリック弁護士に会うが、協力を拒否する。理由は、「テッドは社会貢献をしていない。人間としては、社会貢献を行う必要がある」というものだった。
テッドは、いちゃつくジョンとサマンサに腹立ちまぎれに文句を言い、1人で姿を消してしまう。テッドは、ニューヨークコミコン(ポップカルチャーの祭典)を見に行き、そこでドニーと出くわしてしまう。自分と同じぬいぐるみにまぎれているテッドだったが、ドニーの口ずさむ歌に合いの手を思わず入れてしまい、見つかって誘拐されてしまう。だが、誘拐される直前、ドニーに気付いたテッドは、ジョンに連絡をしており、解剖される寸前でジョンたちに、救出される。
結:テッド、パパになる
テッドを取り戻そうとするドニーは、巨大なエンタープライズ号を吊っていたロープを切って、テッドにぶつけようとする。だが、ジョンは身を挺してテッドを守り、倒れてしまう。テッドは、前作『テッド』でドニーがPVを観て踊っていた、Tiffanyの『I Think We're Alone Now』の曲を流すことで、ミュータント・タートルズのラファエロにコスプレしていたドニーを見つけ出し、警備員に取り押さえさせる。
意識不明のジョンの身を案じるテッド。その様子は、ニュース映像としてテレビで放映されていた。その晩、ジョンは心肺停止状態となり、救命措置を受けていた。
待合室で待つテッドたちに、医師は「亡くなった」と告げられる。ジョンのベッドサイドで、テッドは泣いて悲しむ。だが、これはジョンの演技であった(前作『テッド』で、テッドが意識を取り戻すシーンでジョンをからかったお返しとして)。テッドは、ジョンが心肺停止から蘇生し、何事も無く意識を取り戻したことを喜んだ。
ジョンのことを心配するテッドの様子を、ニュース番組で観ていたパトリック弁護士は、テッドの弁護協力を引き受け得る。ジョンが、自らの犠牲を顧みず身を挺して親友を守ろうとしたことから、パトリック弁護士は、テッドを「人間」であると認めたのだった。パトリック弁護士は、「テッドには自己認識、そして他者の複雑な感情を理解している。そして、共感もできる。彼は人間である」と陪審員に訴えかけ、ついにテッドは勝訴する。
晴れて人権を認められたテッドは、裁判所の外で、レポーターに「何か言いたいことは?」と問われ、「タミ・リン・マッカファーティー、結婚してください」と再びプロポーズを行うのだった。2人は、養子をもらうことになる。ジョンは、アポロ・クリード(『ロッキー2・3』に登場)と名付け、テッドの息子は「アポロ・クリード・クラバーラング」となった。
ジョンは、テッドに似た小さなテディベアをプレゼントし、「本気で祈れば、友達になれる」と、テッドと自分と同じような関係になれるのではないかと期待していた。テッドは息子のオムツ替えを行い、そのオムツをジョンに投げつけ、父親となっても相変わらずの様子だった。
トリビア
・カメオ出演まとめ
俳優のサム・J・ジョーンズがテッドの結婚式の司会をつとめている。
俳優 リーアム・ニーソンが、トリックス・シリアルを購入するも、エンドクレジット後に返しにくる役で出演している。
司会者ジェイ・レノが、トイレで待ち伏せするゲイ役で出演している。
アメフト選手トム・ブレイディも本人役で出演している。
テッドの裁判を伝える司会者ジミー・キンメルも、本人役で出演している。
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